台ヶ原宿(読み)だいがはらしゆく

日本歴史地名大系 「台ヶ原宿」の解説

台ヶ原宿
だいがはらしゆく

[現在地名]白州町台ヶ原

甲州道中宿駅。「甲斐国志」に古道は逸見へみ渋沢しぶさわ(現長坂町)からここに継ぐとあり、甲州道中の整備前から交通集落の機能を果していたと考えられる。宿村大概帳によると勤高四二二石余、ほかに加宿三吹みふき(現武川村)高六七石余。加宿共家数一五三・同人数六七〇、宿内町並東西九町半。江戸へ四三里、韮崎宿へ四里、教来石きようらいし宿へ一里一四町、蔦木つたき宿(現長野県富士見町)へ二里二〇町。本陣なか町に一軒、門構・玄関付、建坪九七坪余。脇本陣はなく必要のときは宿役人のうち手広の住居のものが勤めた。旅籠屋一四軒(大一・中六・小七)、宿内中ほどに人馬継ぎ問屋場一ヵ所、問屋一人、年寄一人、馬差一人、宿建人馬二五人・二五疋、うち五人・五疋囲人馬。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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