台山(読み)たいざん

精選版 日本国語大辞典 「台山」の意味・読み・例文・類語

たい‐ざん【台山】

  1. 比叡山延暦寺の別称台嶽
    1. [初出の実例]「自今以後台山之訴訟、一切不沙汰」(出典玉葉和歌集‐嘉応二年(1170)正月三〇日)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「台山」の意味・わかりやすい解説

台山
だいざん / タイシャン

中国、広東(カントン)省中南部、珠江(しゅこう)デルタ西端の県級市。江門(こうもん)地級市に属する。市政府所在地は台城街道。人口99万6200(2012)。付近の開平(かいへい)、恩平(おんへい)、新会(しんかい)の3市区とともに華僑(かきょう)の四邑(ゆう)とよばれる有名な華僑の出身地。1958年に大隆洞、桂南などのダムとその水を海に導く水路が建設され、水稲サトウキビラッカセイジュートなどの生産が増加した。一部半農半漁の地区もある。市内の白沙(はくさ)に炭鉱、紫羅山(しらさん)に鉄鉱山があり、機械、電子部品、製薬、建材などの工場がある。また、原子力発電産業の拠点でもあり、フランスとの合弁による台山原子力発電所が建設中である。石花山、石筆潭(せきひつたん)、香頭墳などの名勝・古跡がある。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2017年1月19日]

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