合する(読み)ガッスル

デジタル大辞泉 「合する」の意味・読み・例文・類語

がっ・する【合する】

[動サ変][文]がっ・す[サ変]
いくつかのものが一つになる。一緒になる。合う。「支流本流に―・する地点
いくつかのものを一つに合わせる。「諸経費を―・する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「合する」の意味・読み・例文・類語

がっ‐・する【合】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]がっ・す 〘 自動詞 サ行変 〙 一つになる。いっしょになる。また、一致する。合う。
    1. [初出の実例]「然りと雖も武運天命に合(ガッ)する故に、遂に朝敵を一時に亡して、太平を四海に致し候ひき」(出典太平記(14C後)一八)
    2. 「義経の支部隊は、勝村から西南に向ふ道を進んで、不来坂の手前の古市で本隊に合してゐる」(出典:街道記‐ささやま街道(1956)〈井伏鱒二〉)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]がっ・す 〘 他動詞 サ行変 〙 合わせる。一つにする。いっしょにする。また、一致させる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「小力を合(ガッ)して大力とするの窮理(きうり)とぞんじたてまつり候」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)

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