合戦場宿(読み)かつせんばしゆく

日本歴史地名大系 「合戦場宿」の解説

合戦場宿
かつせんばしゆく

[現在地名]都賀町合戦場

例幣使街道の宿駅で、南の栃木宿と北の金崎かなさき宿(現上都賀郡西方村)に継立てた。慶長元年(一五九六)結城秀康の取立てによって日光山御用伝馬宿になったという(享保八年「訴状」中島栄子文書)。宿村大概帳によれば、升塚ますづか村、田谷たや村・しば(現西方村)を加宿とし、宿内町並は南北六町二三間余。本陣なか町にあり、建坪八四坪で、門・玄関を構えていた。脇本陣中町に一軒あった。旅籠屋は大四・中七・小一四。かみ町・しも町に人馬継問屋場が各一ヵ所ずつあり、毎月一日より一三日まで下町、一四日より晦日までは上町で、問屋二・年寄二・馬指二・帳付四が詰めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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