合期(読み)ゴウゴ

デジタル大辞泉 「合期」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ご〔ガフ‐〕【合期】

間に合うこと。
長久焼亡に、少納言経信出だし奉らんと欲す。火盛んにして―せず」〈禁秘抄・上〉
思うようになること。
「あまりに苦しく―ならず」〈義経記・八〉

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精選版 日本国語大辞典 「合期」の意味・読み・例文・類語

がっ‐こ【合期】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「がっご」とも )
  2. 期限に間にあうこと。ごうご。がっき。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 物事がうまくゆくこと。思うようになること。ごうご。がっき。
    1. [初出の実例]「為朝みづからこれを撃(うた)ずは、予(かね)ての計畧(はかりごと)合期(ガッコ)せじ」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)

ごう‐ごガフ‥【合期】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 期限に間に合うこと。期限を過ぎないこと。がっこ。⇔過期(かご)
    1. [初出の実例]「見進未進合期過期等事」(出典:類聚三代格‐八・大同三年(808)正月七日)
  3. 思うようになること。心にかなうこと。がっこ。
    1. [初出の実例]「我が身が合期したらばこそ、各引き具して山林にも立ちかくれめ」(出典:保元物語(1220頃か)中)

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