吉川祐輝(読み)キッカワ スケテル

20世紀日本人名事典 「吉川祐輝」の解説

吉川 祐輝
キッカワ スケテル

明治〜昭和期の作物学者 東京帝国大学名誉教授;東京農業大学学長。



生年
慶応4年8月9日(1868年)

没年
昭和20(1945)年2月26日

出生地
伊予国松山(愛媛県松山市)

学歴〔年〕
帝国大学農科大学(現・東大農学部)〔明治25年〕卒

学位〔年〕
農学博士(東大)〔大正2年〕

経歴
明治26年農商務省農事試験場技師、29年同山陰支場長、34年東大農科大学助教授、44年教授となる。大正14年学士院会員、昭和4年退官、東大名誉教授。同年東京農業大学長となり、14年退任。日本作物学会の創立に尽くし2年から約18年間同学会長を務めた。水稲陸稲の栽培法、緑肥、栽培稲の分類に関する研究など、作物学研究の草創期に貢献した。著書に「食用作物各論」「工芸作物各論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉川祐輝」の解説

吉川祐輝 きっかわ-すけてる

1868-1945 明治-昭和時代前期の農学者。
慶応4年8月9日生まれ。明治44年東京帝大教授となる。昭和4年東京農大学長。日本作物学会を創設,18年間会長をつとめた。栽培稲の分類に関する研究で知られる。学士院会員。昭和20年2月26日死去。78歳。伊予(いよ)(愛媛県)出身。帝国大学卒。著作に「食用作物各論」「工芸作物各論」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「吉川祐輝」の解説

吉川 祐輝 (きっかわ すけてる)

生年月日:1868年8月9日
明治時代-昭和時代の作物学者。農学博士;東京帝国大学教授
1945年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android