吉永 虎馬(読み)ヨシナガ トラマ

20世紀日本人名事典の解説

吉永 虎馬
ヨシナガ トラマ

明治〜昭和期の植物学者 高知高等学校教授。



生年
明治4年7月15日(1871年)

没年
昭和21(1946)年2月22日

出生地
高知県高岡郡佐川村(現・佐川町)

学歴〔年〕
高知県師範学校〔明治25年〕卒

経歴
佐川小学校・須崎小学校・県立第一中学校・県立第三中学校・県立高等女学校の教員を経て、昭和9年高知高等学校講師に就任。郷土の先輩である植物学者牧野富太郎と交遊し、自身も早くから高知県各地で植物採集に従事。キレンゲショウマやナカガワノギクなどの新種を発見したほか、高等から下等まであらゆる植物に通暁し、後進や高知に来県した研究者らを誘掖した。また、菌類やコケ類の研究も行い、明治26年高知で採集したコケ類の標本をコケ類研究の世界的権威であるドイツのステファニーに提供し、日本におけるコケ類研究の端緒を開いた。サカワヤスデゴケ・ミカンゴケの発見者としても知られる。昭和19年高知高等学校教授に進み、教職を退いた。現在彼の収集した標本類は国立科学博物館に収められている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

未必の故意

犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意[補説]作品名別項。→未必の故意...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android