20世紀日本人名事典 「吉田菊太郎」の解説 吉田 菊太郎ヨシダ キクタロウ 昭和期のアイヌ民族運動家 北海道アイヌ文化保存協会会長;幕別町(北海道)町議。 生年明治29(1896)年7月20日 没年昭和40(1965)年1月8日 出生地北海道中川郡幕別村字白人(現・幕別町) 学歴〔年〕幕別高小卒 主な受賞名〔年〕北海道新聞社会文化賞〔昭和39年〕 経歴北海道・幕別村のアイヌ首領・トイペウクの長男として生まれる。昭和4年同村に白人古潭矯風会を設立して会長となり、アイヌの禁酒運動や生活改善に取り組む。7年幕別町議に当選、4期務める。33年北海道アイヌ文化保存協会会長。北海道旧土人保護法の改定運動に力を尽くした。34年アイヌの資料を保存・展示する蝦夷文化考古館を設立。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田菊太郎」の解説 吉田菊太郎 よしだ-きくたろう 1896-1965 昭和時代のアイヌ民族運動家。明治29年7月20日生まれ。北海道幕別村のアイヌの首長トイペウクの子。昭和4年白人古潭(チロツトコタン)矯風会を組織して会長となり,アイヌの禁酒運動,生活改善につくす。幕別町会議員,北海道アイヌ文化保存協会会長などをつとめ,北海道旧土人保護法の改定を国会にはたらきかけた。34年アイヌ民族の資料を保存・展示した蝦夷(えぞ)文化考古館をたてた。昭和40年1月8日死去。68歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by