吉野山口神社(読み)よしのやまぐちじんじや

日本歴史地名大系 「吉野山口神社」の解説

吉野山口神社
よしのやまぐちじんじや

[現在地名]吉野町大字山口

竜門りゆうもん岳の麓、だけ川左岸の森に鎮座高鉾たかほこ神社と左右に並立し、併せて竜門大宮りゆうもんおおみやという。祭神大山祇おおやまつみ命。旧村社。「延喜式」神名帳の吉野郡「吉野山口神社大、月次新嘗」に比定される。「三代実録」によると天安三年(八五九)一月吉野山口神は正五位下を賜り、同年(貞観元年)九月には使を遣わして奉幣とある。中世には祭神が菅原道真に転化し天満宮といったが、のち吉野山口神社と改称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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