同型置換(読み)どうけいちかん

百科事典マイペディアの解説

同型置換【どうけいちかん】

結晶構造を変えることなく,結晶中である原子が他の原子に置き換わること。一定の物理条件下では,一般に同じ荷電をもつイオン半径の似た原子どうしの間で起こる複数個の原子(イオン)がまとまって置換されることもあり,その場合は全体としての荷電が同じに保たれる。同型置換でできる鉱物は互いに同形であるといい,同形鉱物は固溶体をつくる。ある原子,質量数の違う同位体で置換されるのも一種の同型置換であり,タンパク質などの生体高分子の構造をX線回折によって決定するときの重要な手段となる。
→関連項目同形

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世界大百科事典内の同型置換の言及

【結晶構造】より

…Mg2SiO4のMgをFe,Mn,あるいはNiなどで置き換えた物質も互いに同型である。このように,構造型を保存する陽イオンの入れ換えを同型置換という。このような場合,それらの物質の間には一般に固溶体が形成される傾向がある。…

※「同型置換」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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