同工(読み)ドウコウ

精選版 日本国語大辞典 「同工」の意味・読み・例文・類語

どう‐こう【同工】

  1. 〘 名詞 〙 作りや細工、手ぎわが同じであること。また、そのもの。→同工異曲
    1. [初出の実例]「『モザイカル』法にて、画絵をなすこと、仏羅稜、羅馬の嵌石と、同工にして異曲なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝注‐昭公一六年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「同工」の読み・字形・画数・意味

【同工】どうこう

同じ技法。唐・韓〔進学解〕上は姚(えうじ)(唐虞)の渾渾として涯(はて)無き~に規(のつと)る。下は騷(荘子離騒)・太司馬遷)のする、(揚)子雲・(司馬)相如の、工を同じうするも曲を異にする~に(およ)ぶ。

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