同舟相救う(読み)ドウシュウアイスクウ

デジタル大辞泉 「同舟相救う」の意味・読み・例文・類語

同舟どうしゅうあいすく

《「孫子九地から》立場を同じくする者は、平素は敵どうしでも、いざというときには助け合う。

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精選版 日本国語大辞典 「同舟相救う」の意味・読み・例文・類語

どうしゅう【同舟】 相救(あいすく)

  1. ( 「孫子‐九地」の「呉人与越人相悪也、当其同舟済而遇風、其相救也如左右手」による ) いつもは仲の悪い同士でも、危急の場合や共通利害のためには助け合うということ。→呉越同舟
    1. [初出の実例]「古語に曰く、同舟颶に逢へば呉越相救ふと」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉六)

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ことわざを知る辞典 「同舟相救う」の解説

同舟相救う

同じ舟に乗り合わせた者は、全くの他人でも危難にあえば互いに助け合う。見ず知らずの人、また、仲の悪い者でも、危急の場合や利害を同じくする時は互いに助け合うことのたとえ。

[解説] 「孫子―九地」にあることばによるもの。

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