名号小路町(読み)みようがこうじまち

日本歴史地名大系 「名号小路町」の解説

名号小路町
みようがこうじまち

[現在地名]大分市中央町ちゆうおうまち一―二丁目・府内町ふないまち一丁目

唐人とうじん町の西に延びる町。東西の二町からなるが、南側の町並は二区画に分れておらず、唐人町とも町続き。慶長府内絵図に町名がみえ、東の町は北頬四六間・南頬四七間、西の町は北頬三〇間・南頬三四間、東西ともに南北の入一五間。西隣の於北おきた町は光西こうさい寺の門前町で、往来物の「府内御城下町尽し」(二巻本「大分市史」)に「尊き声や極楽の、名号小路や於北町」と記される。享保七年(一七二二)営業を許可された計屋四軒があり、宝暦三年(一七五三)許可された商人のうちに穀物七島計屋二軒・紙問屋一軒があった(府内藩日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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