含笑寺(読み)がんしようじ

日本歴史地名大系 「含笑寺」の解説

含笑寺
がんしようじ

[現在地名]東区東桜二丁目

鷲嶺山と号し、曹洞宗。もと大須万松おおすばんしよう寺の末寺本尊釈迦牟尼仏。享禄元年(一五二八)織田信秀がその母含笑院のため清須きよす(現西春日井郡清洲町)に創建したもので、開山は清岩法英。慶長一六年(一六一一)頃名古屋へ移った。中頃、八世藩主宗勝夫人仙宥院の帰依を受け、書院と庭園を寄進されたが、文政以後一時荒廃し、禅海密定によって再興された。城下東部の寺院密集地域の一つ東門前ひがしもんぜん町にあり、境内は初め三千一〇〇坪、明治に入って八一〇坪に減じた(府志、尾州名古屋御城下之図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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