含蜜糖(読み)ガンミツトウ

デジタル大辞泉 「含蜜糖」の意味・読み・例文・類語

がんみつ‐とう〔‐タウ〕【含蜜糖】

砂糖製造で、糖蜜を分けずに、砂糖結晶と一緒に固めて製品としたもの。黒砂糖赤砂糖白下しろしたなど。

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精選版 日本国語大辞典 「含蜜糖」の意味・読み・例文・類語

がんみつ‐とう‥タウ【含蜜糖】

  1. 〘 名詞 〙 糖蜜成分を含んだままの砂糖。赤糖黒糖、白下糖の類。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「含蜜糖」の意味・わかりやすい解説

含蜜糖
がんみつとう

サトウキビの圧搾汁にアルカリを加え,煮つめて結晶させたもので,糖蜜を含んでいる。転化糖,灰分が多く濃厚な甘味特徴黒砂糖赤砂糖白下糖などがある。

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世界大百科事典(旧版)内の含蜜糖の言及

【砂糖】より

…大規模な工業生産の場合にはこのようになるが,伝統的な小規模生産の場合には,サトウキビからの搾汁をそのまま濃縮する黒砂糖,赤砂糖などと呼ばれるものが作られる。近代工場で製造されるものは,遠心分離機を用いて,結晶と蜜(みつ)を分離するので分蜜糖と呼ばれ,黒砂糖の場合には,糖蜜分をもそのまま煮詰めて固めるために含蜜糖と呼ばれる。図に示すように,耕地白糖,精製糖のなかにも,それぞれ車糖(くるまとう),白ざら(双)糖などがある。…

※「含蜜糖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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