吸江村(読み)ぎゆうこうむら

日本歴史地名大系 「吸江村」の解説

吸江村
ぎゆうこうむら

[現在地名]高知市吸江

五台(ごだい)山西麓浦戸(うらど)湾に沿う。長岡郡に属し、「土佐州郡志」は「高知城東沿江之村渡口、有渡船、濶凡二百七八十間、寺前村、東西僅可一町、茅屋若干、東北又有村、其土赤」と記す。吸江の地名について岩井玉洲の「吸江志」は、「南はかれ松、北は大崎をかぎりて、この江湾の西江の水をすふと云心にとりて名付たる也」と記す。文保二年(一三一八)夢窓疎石が吸江庵を営み、当地の景観を愛して見国嶺・独鈷水・白鷺洲・粋適庵・呑海亭・雨華巌・泊船岸・玄夫島・潮音洞・磨甎堂の吸江十景を選んだという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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