吾妻火山群(読み)あづまかざんぐん

最新 地学事典 「吾妻火山群」の解説

あづまかざんぐん
吾妻火山群

Azuma volcano group

山形・福島県境の東西約22km,南北約13kmの範囲に分布する大型の第四紀火山群。気象庁の活火山名は吾妻山。活動は120万年前頃に東側で始まり,徐々に西方へ移動し,70〜50万年前に中大巓・東大巓火山,37〜24万年前の西大巓・西吾妻山・天狗岩火山と続き,20〜3万年前の烏帽子・東吾妻山・高山火山と続いた。この間に,東部では一切経火山の活動が52〜17万年前にわたって継続。最新期の活動はさらに東に移動し,吾妻小富士や五色沼などの火口群を形成した浄土平火山の活動が7千年前頃から始まった。最新のマグマ噴火の発生は1331年頃で,大穴火口でブルカノ式噴火を起こしている。その後,1771年,1893〜1985年に水蒸気噴火があり,大正〜昭和時代にも大穴火口周辺で少量の降灰泥水噴出が起きている。噴出物は中間K系列の玄武岩〜デイサイトからなり,玄武岩質安山岩及び安山岩が卓越する。斑晶に,斜長石・直方輝石・単斜輝石を常に含み,石英かんらん石を含むことも多い。しばしば石英とかんらん石は共存する。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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