地下のマグマが直接、関与する噴火の形態。一般的に、マグマの上昇によって山体が膨張するなどの前兆があるとされる。これに対し、地下水が地中のマグマで熱せられて高圧の水蒸気となり、周囲の岩石を吹き飛ばしながら噴出するのが「水蒸気噴火」で、御嶽山(長野県、岐阜県)では水蒸気噴火が起きた。阿蘇山では、マグマ噴火が起きている火口に降雨で土砂が流れ込んでふさがれば、マグマ噴火に加えて水蒸気噴火が起きる可能性も指摘されている。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
…さらに無水ケイ酸が多くなるデイサイト質マグマでは,粘性がきわめて大きく,地表に出ても流動することなく,溶岩円頂丘をつくる。以上のような噴火は,マグマが地表に貫入し,マグマそのものが放出されるのでマグマ噴火という。一方,火山体の浅い所に地表水が浸透し,高温ガスや高温岩体に接触して水蒸気となり,その圧力が増大して火口部分を吹き飛ばして起こる噴火を水蒸気爆発という。…
※「マグマ噴火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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