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周利槃特 しゅりはんどく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

周利槃特
しゅりはんどく

インドの僧。サンスクリット語 Cūḍapanthakaの音写釈尊の弟子の一人。初期の仏典によると,王舎城の資産家の娘とその下男の間に生まれたとし,兄のマハーパンタカ Mahāpanthakaに教えられて出家したが,生来愚鈍であったので,4ヵ月かかっても一つの詩を記憶することができず,兄に追い出されようとしたのを釈尊がとどめて,白い布を手でもみ,それが汚れるのを示して無常を悟らせたという。

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デジタル大辞泉の解説

しゅりはんどく【周利槃特】

《〈梵〉Cūḍapanthaka釈迦(しゃか)の弟子の一人。生来愚鈍で愚路とよばれたが、のちに大悟したという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

周利槃特
しゅりはんどく

釈迦(しゃか)の弟子。サンスクリット名をチューダパンタカCapanthakaといい、朱利槃毒、周利槃陀迦(はんだか)などとも音写する。兄マハーパンタカMahpanthaka(摩訶(まか)槃特)とともに仏陀(ぶっだ)の教団に入ったが、兄が聡明(そうめい)であるのに対し、愚鈍なことで知られ、短い詩を4か月かけても暗誦(あんしょう)することができず、兄から叱責(しっせき)されて、還俗(げんぞく)するようにいわれた。しかし、仏陀から「塵(ちり)を払い、垢(あか)を除く」ということばと掃除だけを与えられ、それを繰り返し毎日続けて、ついに大悟して阿羅漢果(あらかんか)を得たという。これより転じて、愚鈍な者をさすことばともなった。[石上善應]

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