日本歴史地名大系 「周枳庄」の解説 周枳庄すきのしよう 京都府:中郡大宮町周枳村周枳庄古代の周枳郷(和名抄)にあった周枳社(大宮売神社)およびその社領をいう。安元二年(一一七六)二月日付八条院領目録(内閣文庫蔵山科家古文書)に「弘誓院御庄」として「丹後国周枳」とみえる。弘誓(ぐぜい)院(跡地は現京都市南区)は鳥羽天皇皇后美福門院の御願を得ているが、その縁で周枳社が弘誓院に施入されたものであろう。美福門院の没後八条院領となり、その後、後鳥羽上皇の管領するところとなったが、承久の乱で幕府が没収、承久三年(一二二一)後高倉院守貞親王に返進されたと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by