周枳村井溝(読み)すきむらいみぞ

日本歴史地名大系 「周枳村井溝」の解説

周枳村井溝
すきむらいみぞ

中郡平野の南部にあたる周枳村一帯の農地は一般に土地が高く、竹野川の河床が低位であったため水に乏しかった。そこで近世初期、竹野川上流沿いの谷内たにうち奥大野おくおおの両村内に井堰を設け、周枳村井溝を敷くことにより周辺の村々と周枳村八〇〇石余の用水として役立てた。

井溝築造の経過については白杉文書に含まれる享保一〇年(一七二五)一二月付の文書に

<資料は省略されています>

とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android