咨嗟(読み)シサ

デジタル大辞泉 「咨嗟」の意味・読み・例文・類語

し‐さ【××嗟】

[名](スル)嘆息すること。
恬然てんぜん傍観―知らざるものの如し」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「咨嗟」の意味・読み・例文・類語

し‐さ【咨嗟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「咨」「嗟」は、ともになげくの意。悲嘆・感嘆の両面をあらわす )
  2. 声を出して、なげくこと。嘆息すること。
    1. [初出の実例]「朱瀾丹濤汪洋然也。人民驚怪望洋咨嗟」(出典:済北集(1346頃か)二〇・通衡之五)
    2. [その他の文献]〔孔叢子‐対魏王〕
  3. 称賛すること。ほめること。
    1. [初出の実例]「設我得仏、十方世界无量諸仏、不悉咨嗟称我名者不正覚」(出典:教行信証(1224)二)

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普及版 字通 「咨嗟」の読み・字形・画数・意味

【咨嗟】しさ

なげく。漢・〔陳太丘(寔)の碑文〕時人其のを高しとし、相の位よりも重んず。年三。~群百寮、咨嗟せざる(な)く、巖(がんそう)(在野)の知名、聲を失し涕(なみだ)を揮(ふる)ふ。

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