上唇(読み)じょうしん(英語表記)labrum

翻訳|labrum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

上唇
じょうしん
labrum

昆虫の口器を構成する板状小片。頭楯より下方に突出する。可動性で大顎を前面からおおう。噛み型口器をもつ昆虫類によく発達している。ムカデ類ヤスデ類にもみられる。

上唇
じょうしん
epichile

いわゆる唇形花唇弁が2部分にくびれて分れているとき,その前方あるいは外側の部分をいう。

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デジタル大辞泉の解説

うわ‐くちびる〔うは‐〕【上唇】

上側の。じょうしん。⇔下唇

じょう‐しん〔ジヤウ‐〕【上唇】

うわくちびる。⇔下唇
昆虫の口器の一部。大あごを前方から覆う板状の小片。
唇形花(しんけいか)の上方の部分。⇔下唇

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大辞林 第三版の解説

うわくちびる【上唇】

上の方の唇。 ⇔ 下唇

じょうしん【上唇】

上のくちびる。
節足動物の口器の一部。頭部が突出した板状の小片で、大顎を前方からおおう。バッタなどの嚙み型口器をもつ昆虫によく発達している。
唇形花冠または唇形の萼がくの上側の部分。 → 唇形花冠
▽⇔ 下唇かしん

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世界大百科事典内の上唇の言及

【口器】より

…付属肢は1対ずつあるのが原型であるが,口器では二次的に癒合するものもある。甲殻類や多足類の口器は一つの上唇,1対の大あご,1対ずつの第1・第2小あごからなり,高等なものには何対かの顎脚が加わる。昆虫類では上唇・大あご・小あご・下唇・下咽頭(舌)からなっていて,1対の下唇は真ん中で癒合する。…

【唇】より

…哺乳類の口の上および下の縁をなす軟らかくて可動性の大きい部分。上の縁を上唇(じようしん),下の縁を下唇(かしん)という。一般に上下のあごをもつ脊椎動物で口の上下の縁を便宜的に上唇・下唇とよぶことがあるが,厳密な意味での口唇は哺乳類特有のものである。…

【口器】より

…付属肢は1対ずつあるのが原型であるが,口器では二次的に癒合するものもある。甲殻類や多足類の口器は一つの上唇,1対の大あご,1対ずつの第1・第2小あごからなり,高等なものには何対かの顎脚が加わる。昆虫類では上唇・大あご・小あご・下唇・下咽頭(舌)からなっていて,1対の下唇は真ん中で癒合する。…

※「上唇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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