唐手(読み)からて

精選版 日本国語大辞典 「唐手」の意味・読み・例文・類語

から‐て【唐手・空手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 琉球から伝わった拳法武器を持たないで、突き、受け、蹴りの三方法を基本とする。もと中国伝来といわれ、近世島津氏の統治下で武器の携帯が禁止されたため、研究され発達した。少林寺流と昭霊流に大別される。
    1. [初出の実例]「唐手(カラテ)術が東京の女性間にはやり、琉球では看護婦まで本場仕込をやる」(出典溜飲を下ぐ(1935)〈丸山幹治日英政治)
  3. ( 唐手 ) 中国流の細工
    1. [初出の実例]「四条通にては青貝細工の唐手を仕出し」(出典:浮世草子・四民乗合船(1714)工之部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android