善隆寺(読み)ぜんりゆうじ

日本歴史地名大系 「善隆寺」の解説

善隆寺
ぜんりゆうじ

[現在地名]石部町石部

近世の石部(いしべ)宿の中ほど、丘陵の北端、字東谷(ひがしたに)の通称「とのしろ」にある。石部山専嶽院と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。現滋賀県栗東町の阿弥陀寺末であった。天正元年(一五七三)覚誉的応の開基と伝える(善隆寺記録・輿地志略)。慶長三年(一五九八)六角義賢(法名承禎)の旧臣石部家清が伝弘法大師筆の六字名号とその寄進状を当寺に納めた。寄進状には一族・縁者の戒名・俗名・没年が書添えられ、名号とともに現存する。寺地ははじめ石部宿の町裏にあったが、貞享元年(一六八四)膳所藩の許しをえて現在地の当時荒地となっていた家清の居館跡(石部城)に移った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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