喋喋喃喃(読み)ちょうちょうなんなん

精選版 日本国語大辞典 「喋喋喃喃」の意味・読み・例文・類語

ちょうちょう‐なんなん テフテフ‥【喋喋喃喃】

〘名〙 (形動タリ) (「喃喃」は小声でささやくさま) 小声で親しげに話しあうさま。また、男女がむつまじげに語り合うさま。喋喃。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙一一錦絵団扇を〈略〉いつしか指先の翫弄物(もてあそび)にして、喋々喃々(チャウチャウナンナン)と説いづるを聞けば」

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デジタル大辞泉 「喋喋喃喃」の意味・読み・例文・類語

ちょうちょう‐なんなん〔テフテフ‐〕【××××喃】

[ト・タル][文][形動タリ]《「喃喃」は小声でささやくさま》小声で親しげに話し合うさま。また、男女がむつまじく語り合うさま。
「事の必要なる理由を論じて―数千言」〈福沢福翁自伝

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四字熟語を知る辞典 「喋喋喃喃」の解説

喋喋喃喃

小声で親しげに話しあう様子。また、男女がむつまじく楽しそうに語り合う様子。

[活用] ―たる・―として。

[使用例] これじゃまるで、御二人の喋々喃々じゃないの。我々は毎回、それを聴かされてるだけじゃないの[武田泰淳風媒花|1952]

[解説] 「喋喋」は口数多く話す様子。「喃喃」は小声でささやく様子。

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