日本歴史地名大系 「嘉川八幡宮」の解説 嘉川八幡宮かがわはちまんぐう 山口県:山口市嘉川村嘉川八幡宮[現在地名]山口市大字嘉川 宮ノ原祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。旧郷社。社伝によれば天平勝宝三年(七五一)に宇佐(うさ)八幡宮(現大分県宇佐市)を勧請。延久年間(一〇六九―七四)大江匡房が帰依し、大江(おおえ)八幡宮とも称したという。正和年間(一三一二―一七)に焼失し、現在地の宮ノ原に再建遷座したとも伝え、それまでの社殿は宮ノ原西方にあたる高根(たかね)にあったという。神社蔵の棟札によれば、その後永正一〇年(一五一三)大内義興が再建、江戸時代に入り慶安五年(一六五二)本殿を修理、元禄七年(一六九四)に楼門を新築したことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by