精選版 日本国語大辞典 「嚊束」の意味・読み・例文・類語 かかあ‐たばね【嚊束】 〘 名詞 〙 文化(一八〇四‐一八)の頃、江戸に流行した下賤の男の髪形の一つ。髪に油をつけず、髱(たぼ)をふっくらと出し、はけの先をばらりと散らし、髷(まげ)の一(いち)を高く上げて結ったもの。床屋で結わせず、かかあに結わせたからともいう。たばね。嚊束ね〈浮世床〉[初出の実例]「ひたいをぬきあげ、びんぎり、かかあたばね」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例