日本歴史地名大系 「四ヶ郷関」の解説 四ヶ郷関よんかごうぜき 岡山県:倉敷市旧都窪郡地区日畑村四ヶ郷関[現在地名]倉敷市日畑 西山十二ヶ郷用水と足守(あしもり)川の合流地岩崎(いわさき)(現岡山市)より二・六キロ下流にある井堰。庭瀬(にわせ)郷および撫川(なつかわ)郷半郷を灌漑する東一郷半(ひがしいちごうはん)用水と庄(しよう)郷および撫川郷半郷を灌漑する西一郷半用水を東西に分岐し、下流には妹尾(せのお)郷一郷分の用水を流す。天正一二年(一五八四)に宇喜多氏が、早島(はやしま)(現都窪郡早島町)付近の新田開発を行った時、当井堰から取水する計画を立てていたことから(「八か郷始覚」尾崎文書)、それ以前の成立と考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報