四三の星(読み)シソウノホシ

デジタル大辞泉 「四三の星」の意味・読み・例文・類語

しそう‐の‐ほし〔シサウ‐〕【四三の星】

北斗七星のこと。一説に、オリオン座とも。
「空さへ曇りたれば、―も見えず」〈義経記・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「四三の星」の意味・読み・例文・類語

しそう【四三】 の 星(ほし)

  1. 北斗七星。七星を斗にあたる四星と柄にあたる三星との組と見て、双六の目にあてた呼び方。一説に、オリオン星座とも。四三星。
    1. [初出の実例]「昼は日の入かたを西とおもひ、夜るは四三(シサウ)のほしを目にかけとび行ほどに」(出典御伽草子厳島縁起(室町時代物語集所収)(室町末))

しさん【四三】 の 星(ほし)

  1. しそう(四三)の星

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四三の星」の意味・わかりやすい解説

四三の星
しそうのほし

北斗七星和名一つ。北斗のますの部分を4星,柄の部分を3星とみて名づけたもの。

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世界大百科事典(旧版)内の四三の星の言及

【星】より

…略して〈一つ星〉ともいう。文献では,伊予の水軍,能島家伝の《日和見様》に,〈四三の星,一つ星などとて用るは船中にて方角を知らん為也〉とあるのが古い。また,〈北の星〉〈北の明星〉と呼んでいる地方もある。…

※「四三の星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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