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四極管 しきょくかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

四極管
しきょくかん

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四極管
よんきょくかん
tetrode

陰極陽極のほかに2個の格子 (グリッド) をもつ電子管三極管において,陰極と制御格子の間に,もう1つの格子を置き,正の電圧を加えて空間電荷を中和させる空間電荷格子四極管と,制御格子と陽極間に遮蔽 (しゃへい) 格子を設けた遮蔽格子四極管とがある。前者は低い陽極電圧で動作するので,昔,乾電池用真空管として用いられた。後者は,遮蔽格子によって陽極と制御格子との間の静電容量が2~3桁小さくなるので,安定に高い高周波利得を得るのに適している。しかし,遮蔽格子の電圧より陽極電圧が低くなると,二次電子放出が起る。これを改良したものが五極管である。

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世界大百科事典内の四極管の言及

【電子管】より

…次いでL.デ・フォレストが06年三極管を発明したが,これは人類が初めて作った能動素子(増幅作用のある素子)であり,今世紀前半の無線・有線通信や電子工学の大発展の直接の原因となった。さらに三極管を改善した四極管,五極管などが次々に発明され,このうち小型(小電力)のものは一般に真空管vacuum tubeと呼ばれ,ラジオ放送開始(日本で1925年)以後,受信機用として多く作られた。その後当初のナス形管から30年代ST管,40年代GT管,50年代以降mT管としだいに小型化された。…

※「四極管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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