四種三昧院(読み)ししゆさんまいいん

日本歴史地名大系 「四種三昧院」の解説

四種三昧院
ししゆさんまいいん

[現在地名]大津市坂本本町

最澄が規定した四種三昧修行の四つの道場総称。最澄は「山家学生式」で止観業の学生には常坐・常行・半行半坐・非行非坐のいわゆる四種三昧を修めることを規定、「顕戒論」では「春秋には常行、冬夏には常坐、行者の楽欲に随って応に半行半坐を修し、また非行非坐を修すべし」と実修時期を指示した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android