四角四堺祭(読み)しかくしかいのまつり

精選版 日本国語大辞典 「四角四堺祭」の意味・読み・例文・類語

しかくしかい‐の‐まつり【四角四堺祭】

  1. 〘 連語 〙 陰陽道で、疫神災厄を払うため、家の四隅と国の四堺とで行なった祭祀。また、朝廷六月と一二月の晦日(みそか)に行なった鎮火祭道饗(みちあえ)の祭をいう。四角四境の祭。四角四境鬼気の祭。四角祭。
    1. [初出の実例]「四角四堺祭使等歴名 陰陽寮 進奉宮城四角巽方鬼気御祭 勅使已下歴名事」(出典朝野群載‐一五・長治二年(1105)二月二八日・陰陽寮四角四堺祭使歴名)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android