団勝磨(読み)だん かつま

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「団勝磨」の解説

団勝磨 だん-かつま

1904-1996 昭和-平成時代の発生生物学者。
明治37年10月16日生まれ。団琢磨(たくま)の次男団伊能の弟。昭和24年都立大教授となり,40年総長。分裂中のウニ卵から分裂装置単離に成功した。62年文化功労者。日本動物学会,日本発生生物学会の会長をつとめた。妻のジーン(団仁子)はヒトデの研究者。平成8年5月18日死去。91歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の団勝磨の言及

【細胞分裂】より

…偏光顕微鏡ではそこに複屈折がみられる。分裂装置は1952年にメージアD.Maziaと団勝磨によってウニ卵から単離され,分裂期に構造として存在することが確かめられた。星状体・紡錘体は二つの中心体から放射状に出た微小管からできている。…

※「団勝磨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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