デジタル大辞泉 「固有地震」の意味・読み・例文・類語 こゆう‐じしん〔‐ヂシン〕【固有地震】 同一の震源域において、ほぼ一定の時間間隔で繰り返し発生する同規模の地震。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「固有地震」の意味・わかりやすい解説 固有地震こゆうじしんCharacteristic earthquake 断層またはその一部分など,ある領域においては基本的にほぼ同じ最大規模の地震が繰り返し発生するという考え方による,その最大規模の地震。アメリカ合衆国のサンアンドレアス断層など内陸の断層の地震活動について最初に提唱された。海溝沿いのプレート間地震でもこの考え方が適用でき,たとえば南海トラフ沿いに発生する南海地震や東南海地震が固有地震に相当する。日本では地震調査委員会が地震活動の長期評価において,この考え方に基づき固有地震に相当する地震の発生確率を推定している(→地震発生確率評価)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報