国使不入(読み)こくしふにゅう

精選版 日本国語大辞典 「国使不入」の意味・読み・例文・類語

こくし‐ふにゅう‥フニフ【国使不入】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代中期以降、不輸租権利と並ぶ荘園特権国衙から派遣される使者を荘園の領域内に入れないこと。国衙の検田使収納使を拒否して荘内検注をさせず、新規開墾田にかかる年貢上納などをしないこと。拡大して荘内への警察権の立入りも拒否する権利となる。国衙使不入。→不輸不入

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む