日本歴史地名大系 「国場川」の解説 国場川こくばがわ 沖縄県:那覇市国場川与那原(よなばる)町・南風原(はえばる)町・那覇市を流れる二級河川。源流は与那原町と南風原町の境にある農業用の南風原ダム付近で、指定延長九・一キロ、流域面積四三・〇六平方キロ。南へ約一・六キロ流れて、それから西方へ蛇行しながら流れ那覇港へ流入する。途中、左岸に宮平(みやひら)川・長堂(ながどう)川・饒波(のは)川が合流する。法律上、河口は国道五八号の明治(めいじ)橋である。川幅は全体的には一〇メートル未満と狭いが、河口付近では最大幅が三七〇メートル以上に広がり漫(まん)湖とよばれている。河床勾配が緩やかで、下流は潮位の変化に応じて水位が変化する潮入川となっており、漫湖湖岸にはマングローブが繁茂する湿地帯が広がる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by