国家貿易(読み)コッカボウエキ

デジタル大辞泉 「国家貿易」の意味・読み・例文・類語

こっか‐ぼうえき〔コクカ‐〕【国家貿易】

国の機関や国から特権を与えられた企業によってほぼ独占的に行われる貿易日本では農林水産省が米と麦の、農業産業振興事業団が指定乳製品等と生糸の輸入国家貿易を行っている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「国家貿易」の解説

国家貿易

政府特定農産物を独占的に輸出したり、輸入したりすること。政府の意向輸出入が左右されるので、民間主体の自由な貿易をゆがめかねないと批判され、世界貿易機関(WTO)農業交渉でも議論の対象になっている。日本の国家貿易はコメと麦が代表格で、農林水産省がほぼ全量を輸入している。民間が独自に輸入することもできるが、コメ、麦とも高い関税がかかるため、輸入量はごくわずかだ。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む