出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…かつて結核の比重が高かった時代にはサナトリウムの名で呼ばれたが,近年は病院と改称されるようになっている。現在,これら療養所のほとんどは国立療養所で,第2次大戦後の1945年に傷痍(しようい)軍人療養所(結核36,精神3,脊髄1,温泉10)が,さらに47年に日本医療団所属の95の結核療養所が厚生省に移管されて,現在の体系の基礎がつくられた。〈医療法〉では,日本の医療施設のうち,病床数20以上のものを〈病院〉,19以下のものを〈診療所〉とし,療養所についての規定はないが,国立療養所については,49年に公布された〈厚生省設置法〉に,〈特殊の療養を要する者に対して医療を行い,あわせて医療の向上に寄与する〉施設として規定されている。…
※「国立療養所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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