百科事典マイペディア 「国連人権センター」の意味・わかりやすい解説 国連人権センター【こくれんじんけんセンター】 国連人権委員会の発足後,国連人権部として同委員会の事務局の役割を担ってきたが,1982年7月に人権問題を扱う総合センターに格上げされた。同センターは,人権小委員会,人権関連条約に基づく各専門委員会,人種差別撤廃委員会などのほか,国連世界人権会議の事務局も兼ねる。また,個人やNGO(非政府組織)からの人権侵害に関する訴えの窓口でもあり,訴えがあった場合,国連人権委員会や人権小委員会などを通じて非公式の討議が行われる。本部はヨーロッパ国連本部(ジュネーブ)。1997年から国連人権高等弁務官事務所に統合された。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国連人権センター」の意味・わかりやすい解説 国連人権センターこくれんじんけんセンターUnited Nations Center for Human Rights 国連は人権委員会を中心に人権擁護のための活動を活発に展開しているが,そうした国連諸機関にさまざまな便宜と援助を与え,諸活動をサポートする組織が国連人権センターである。 1974年にジュネーブに移転,82年に従来の人権部から人権センターに格上げされた。さらに,93年の世界人権会議のウィーン宣言でも,その機能強化が要請された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by