国連社会開発サミット(読み)こくれんしゃかいかいはつサミット

百科事典マイペディア 「国連社会開発サミット」の意味・わかりやすい解説

国連社会開発サミット【こくれんしゃかいかいはつサミット】

1995年3月,デンマークのコペンハーゲンで開催された国連主催の会議。125の加盟国首脳が参加。恵まれない人々や社会の周辺に置かれた人々の社会参加を促し,貧困の緩和と削減,雇用の拡大を訴えた。これらの社会開発の問題は,従来GNP(国民総生産)などの国単位の統計で表されがちであったが,この会議では〈社会的弱者〉の問題として提起された。 公正な社会建設を目標とする〈コペンハーゲン宣言及び行動計画〉を採択し,人間優先の開発体制の強化を打ち出した。具体的には,教育の普及,保健衛生の確保(予防接種の実施や栄養失調の根絶),人口爆発の抑制,低価格の水の供給など10項目にわたる日常生活改善に役立つ開発を提案。財源として〈20・20協定〉が合意された。これは開発途上国の国家予算の20%と先進国の対外援助費の20%を社会開発に振り分けようとするもの。

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