国際人権連盟(読み)コクサイジンケンレンメイ(その他表記)International League for Human Rights; ILHR

デジタル大辞泉 「国際人権連盟」の意味・読み・例文・類語

こくさい‐じんけんれんめい【国際人権連盟】

世界人権宣言に示されたあらゆる市民的・政治的・経済的・社会的・文化的権利保護に取り組む国際人権NGO。1922年設立。本部パリFIDH(Fédération internationale des ligues des droits de l'Homme)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際人権連盟」の意味・わかりやすい解説

国際人権連盟
こくさいじんけんれんめい
International League for Human Rights; ILHR

世界人権宣言の尊重,人権擁護制度の拡充などを目的とする国際的な人権保護団体。 1942年,ナチス迫害による亡命者救護を目的としてアメリカの人権活動家 R.ボールドウィンの呼び掛けによって創設された。国境を隔てて分散を余儀なくされた家族の救護,良心に基づく政治犯救援,不正な裁判監視などの活動を行なう。 75年ヘルシンキ宣言以後,東欧からの離散家族支援,南米地域での大量失踪者問題,サハリン残留朝鮮人の帰国問題などに大きく貢献している。日本の自由人権協会など 26ヵ国・41団体が加盟する。本部はニューヨーク

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知恵蔵 「国際人権連盟」の解説

国際人権連盟

国連との協議資格を持つ人権NGOの1つで、世界人権宣言などに基づき、人権の国際的保障確保を目的としている。1942年、ニューヨークで、欧米各国の法律家、人権運動家たちによって設立された。第2次大戦後はとりわけ国連との関係で、積極的な人権活動を展開している。世界26カ国に41の加盟団体を持つ。日本の自由人権協会もその1つ。

(宮崎繁樹 明治大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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