国際婦人年世界会議(読み)こくさいふじんねんせかいかいぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際婦人年世界会議」の意味・わかりやすい解説

国際婦人年世界会議
こくさいふじんねんせかいかいぎ

国際婦人年である 1975年にメキシコで開催された国連主催の会議。「平等・発展・平和」をテーマに 133ヵ国の政府代表,国連機関,非政府組織 NGOから 1000人をこえる代表が参加した。会議は「女性の平等と発展と平和への貢献に関するメキシコ宣言」と,国際婦人年の目標達成のための世界行動計画を採択。行動計画では,女性の読み書き能力と市民教育の大幅な向上,女性の教育の平等,雇用機会の増大差別撤廃など 14の目標が掲げられた。総会は,76~85年を「国際婦人の 10年」と宣言した。

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世界大百科事典(旧版)内の国際婦人年世界会議の言及

【国際婦人年】より

…その目的は,(1)男女平等の促進,(2)経済,社会,文化の発展への女性参加の確保,(3)国際友好と世界平和に対する女性の貢献の重要性の認識である。中心的事業として,〈国際婦人年世界会議〉が133ヵ国の政府代表を集めてメキシコ市で開催され,〈世界行動計画〉〈メキシコ宣言〉などが採択された。これにより各国政府は計画の実施について道義的責任を課された。…

※「国際婦人年世界会議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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