日本歴史地名大系 「圀勝寺」の解説 圀勝寺こくしようじ 岡山県:小田郡矢掛町東三成村圀勝寺[現在地名]矢掛町東三成小田川の左岸、市場(いちば)にある。神遊山と号し、高野山真言宗。本尊は地蔵菩薩。天平勝宝八年(七五六)吉備真備の開創と伝え、かつては得道寺中蔵坊、あるいは地蔵院と称した。元禄一二年(一六九九)寺の東方約一キロの谷川内(たにがわち)から銅壺(国指定重要文化財)が出土、「下道圀勝弟圀依朝臣右二人母夫人之骨蔵器」と刻されていたために、真備の祖母の火葬骨を納めた器とされた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by