土俵祭り(読み)どひょうまつり

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

土俵祭り
どひょうまつり

大相撲(ずもう)本場所の前日に行う「土俵開き」のこと。「天長地久、五穀豊穣(ほうじょう)」を祈願する儀式で、脇(わき)行司2人の「清め祓(ばら)い」に始まり、司祭の立(たて)行司1人が「祝詞(のりと)」をあげたあと、四房の下に各季節(春夏秋冬)の神々を祭り、神酒(みき)を捧(ささ)げ、正面の3本の幣(へい)を三行司が持って控えに帰る。立行司は「故実(こじつ)」(土俵祭りの由来)を述べ、土俵中央の穴に「萱(かや)・勝栗(かちぐり)・昆布(こんぶ)」の縁起物を納め、協会役員参列者は神酒をいただき終わる。土俵祭は、新しく築いた土俵を清めて邪気を払い、興行が無事に終了するよう、また力士にけががないよう祈願する目的もあり、江戸時代から神道(しんとう)の古式にのっとって行われる。[池田雅雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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