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土倉方一衆 どそうかたいっしゅう

世界大百科事典 第2版の解説

どそうかたいっしゅう【土倉方一衆】

室町時代,洛中洛外の土倉で幕府の保護統制下にあり,土倉役と称する課役を負担したもの。14世紀初頭の京都にはすでに300余軒の土倉があったとされるが,その8割方は山門(延暦寺)の被官であった。彼らを酒屋とともに幕府の一元的支配下においたのは1393年(明徳4)のことで,このとき山門をはじめとする権門勢家の既得権はすべて否定された。しかし幕府には個々の土倉を掌握するだけの準備があったわけではなく,既存の体制の上に乗って支配を強めていくよりほかなかった。

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