共同通信ニュース用語解説 「土呂久のヒ素鉱害」の解説 土呂久のヒ素鉱害 宮崎県高千穂町の旧土呂久とろく鉱山で1920(大正9)年ごろから62年の閉山まで断続的に、農薬や毒ガスの原料となる「亜ヒ酸」が製造され、多くの周辺住民がヒ素中毒とみられる症状で死亡したほか、水や土壌の汚染を引き起こした。71年に地元教諭が告発、73年に環境庁(当時)が公害病に指定した。患者らが最終鉱業権者の住友金属鉱山を相手に起こした訴訟は90年に最高裁で和解が成立。その後も健康被害を訴えた住民が慢性ヒ素中毒症と認定されている。(白雲郷共同)更新日:2015年5月24日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by