日本歴史地名大系 「土居宿」の解説 土居宿どいしゆく 岡山県:英田郡作東町土居村土居宿[現在地名]作東町土居近世出雲往来の宿場。東は万能(まんの)乢を越えて播磨国佐用(さよう)郡佐用宿(現兵庫県佐用町)、西は勝南(しようなん)郡勝間田(かつまだ)宿(現勝田郡勝央町)に継立てる。往来は万能乢より北の室生(むろお)峠越が道筋であったらしく、慶長九年(一六〇四)に付替えるに際し、当宿も整備されたようである(森家先代実録・東作誌)。「北条県史」によれば一里当りの賃銭は人足三二文・馬五〇文で、常備人足二五人・馬五疋。助郷は慶応二年(一八六六)に設けられたという。「東作誌」によれば勝間田宿まで四里、本馬賃銭二〇〇文・軽尻一六四文・人足一二八文。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by