勝間田宿(読み)かつまだしゆく

日本歴史地名大系 「勝間田宿」の解説

勝間田宿
かつまだしゆく

[現在地名]勝央町勝間田 上之町中之町・下之町

出雲往来宿駅。宿成立は慶長九年(一六〇四)以降とされる東の土居どい宿(現英田郡作東町)と同時期か。土居宿まで三里三一町、西の津山まで二里三一町(作州記)。常備伝馬二匹・人足一二人であった(北条県史)。「東作誌」によると津山まで三里とし、賃銭は本馬一四八文・軽尻一三二文・人足九六文、土居までは四里、賃銭は本馬二〇〇文・軽尻一六四文・人足一二八文であった。伝馬・人足に支払われる賃銭は元禄元年(一六八八)に一里につき人足一人三二文・馬一匹五〇文、文化一〇年(一八一三)に人足四二文・馬八四文、のち嘉永二年(一八四九)・安政二年(一八五五)に三割増、文久元年(一八六一)・慶応四年(一八六八)に五割増、明治二年(一八六九)三割二分増、同三年には三割増で人足三八四文・伝馬七六八文になった(勝央町誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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