20世紀日本人名事典 「土岐雄三」の解説
土岐 雄三
トキ ユウゾウ
昭和期の小説家 日本ペンクラブ専務理事。
- 生年
- 明治40(1907)年6月16日
- 没年
- 平成1(1989)年8月7日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 青山学院高等部商業科〔昭和5年〕卒
- 経歴
- 印刷屋の小僧や逓信省の役人をしたあと青山学院商科を卒業、昭和5年三井信託に入り、証券部長を経て、36年福岡支店長、同年取締役。38年退任、日停モータース社長に就任。一方、在職中から作家としても活躍し、ユーモア小説を得意とした。放送作家としても活躍。また、山本周五郎との交友が長く、周五郎に関する文章も多い。日本ペンクラブ専務理事を務めた。主な著書に「カミさんと私」「サラリーマン人生」「くたばれ上役」「花嫁の父」「わが山本周五郎」「山本周五郎からの手紙」「生きている山本周五郎」など。55年参院選埼玉地方区に出馬したが、次点で落選した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報